巻貝型土製品
2017年 07月 21日
以前、テラコッタ粘土を使い、野焼きしたものです
新潟県から出土された『巻貝形土製品』(重要文化財)の写真から
おこして作った模造品です。ですから見えないところは想像です。
最後に本物を載せますので、どうぞお楽しみに。
その前に…ぐるっと写真撮りました。
この角度の、ほぼ丸く色が違うところわかりますか?
焼き上がった時、この部分だけ吹っ飛んで欠損していました。
ご覧の通り、見つける事ができましたけれど。
その周辺の、灰と炭と土器の残骸の散らばる中を、
モーレツに探しましてー
会のメンバーが、焼き上がったものが冷えて触れるようになって
ぼちぼち帰り始める頃までも、
ずーーーと、探していましたらなんと!!
奇跡的に、そのままの形で見つける事ができました。
その時、激しく嬉しかったことを覚えています(笑)
さあお待ちかね?!本物はこれ(東京国立博物館より)
撮れている方向は違いますけれども。
なんという迫力!!
赤いベンガラが当時の何か…生々しい雰囲気を醸し出して見えます。
そして、非常に厚みが薄い。手練れな感じです。
この巻貝の造形美は、バランスが取れた美しさだけではなく
技術が素晴らしいと、改めて思ったのでした。
けして素人がちょいちょいっと作れるものではないと。
本物はどうかわかりませんが、私のは中もある程度巻いて中空にしました。
隙間には新聞紙を丸めて支えましたが、すぐにぐずぐずになってきて。
ぐるっと模様や突起を施しているので、むやみに置く事ができないですし
非常に手間がかかりました。
もしかしたら、半分ずつ作ってある程度乾燥させてから
もう半分を作ればいいのかも?とも思いますがどうなのでしょうか。
いずれにせよ、年季が必要な作業だということは間違いない
と、思い知らされた巻貝作りでした。
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by memo-memo3
| 2017-07-21 14:27
| ハンドメイドの形
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